ハーフ成人式で記念撮影!子どもの10歳のお祝いについてご紹介!
ハーフ成人式(2分の1成人式)とは、20歳のお祝いである成人式の半分の年齢である10歳をお祝いするイベントです。1980年頃から小学校の行事として全国的に広がり始め、学校によっては小学4年生の恒例行事として定着しています。本記事ではハーフ成人式の説明とともに、節目における記念撮影をおすすめします。
ハーフ成人式はどんなお祝い?
学校行事として開催されるハーフ成人式は、東京都内の半数以上の公立学校で取り入れられているようです。とはいえ、ご自身やご家族のハーフ成人式に参加した経験のない保護者の皆様は、どういった行事なのかイメージできないことでしょう。
そこで、ハーフ成人式がどのようなお祝いなのかについて概要を説明します。また、ハーフ成人式は各家庭でそれぞれに祝う場合もあるので、そちらもあわせて説明しましょう。
なお、2022年4月1日より成年年齢が18歳へと引き下げられますが、全国の984自治体の内、94.7%は従来どおり20歳を対象として成人式を実施することを決定しています。ハーフ成人式についても、当面は10歳で行うものと考えてよいでしょう。
■小学校で開催するハーフ成人式
小学校でのハーフ成人式は、小学4年生の1月または2月に開催されることが多いです。ハーフ成人式は、各小学校がそれぞれの判断で開催している行事のため、プログラムは学校や地域によって異なります。
開催の目的もそれぞれですが、子どもたちのこれまでの10年間を振り返って成長を祝うという点は基本的に共通しています。成長を祝うとともに、ひとつの節目として保護者に感謝を伝えることや将来の夢の発表、高学年になるに向けての自覚の促進を目的としている場合もあるようです。
■各家庭でのハーフ成人式
10回目の誕生日という節目に特別な思い出作りとして、家族でハーフ成人式を行う場合もあります。普段の誕生日とは趣向を変えて、自宅で飾り付けをしたり、家族で外食に出たり、写真撮影をしたりと内容は家庭によってさまざまです。
ハーフ成人式ではどんなことをするの?
子どもが通っている小学校でハーフ成人式が開催される場合、具体的にどのようなことをするのか気になるかと思います。ハーフ成人式のプログラムについて決まりはありませんが、主なものは以下のとおりです。
・校長先生または担任の先生からのお祝いの言葉
・2分の1成人証書の授与
・子どもによる将来の夢の発表
・子どもから保護者への感謝の手紙の贈呈または発表
・保護者から子どもへのお祝いの手紙の贈呈または発表
・子どもによる合唱や演奏
・記念撮影
スマートフォンが普及している現代において、手書きの文字で気持ちを伝える機会はなかなかありません。普段から顔を合わせている親子であれば、なおのこと手紙でやり取りをすることはないでしょう。思春期に差し掛かる子どもに対して、日常では面と向かっていえない思いをしたためてもよいかもしれません。
ハーフ成人式では記念撮影がおすすめ!
ここまでは小学校が主催するハーフ成人式について主に説明してきましたが、本記事でおすすめしたいのは写真館などでのハーフ成人式の記念撮影です。ハーフ成人式を写真で残すことをなぜおすすめするのか、理由は3つあります。
■子どもを祝う記念行事はあとわずか
赤ちゃんの頃は次から次へと記念行事があり、準備に忙しいほどでした。しかし、子どもが大きくなるにつれて記念行事の間隔はどんどん広くなっていきます。ハーフ成人式の前にある記念行事は七五三であり、男の子であれば5歳、女の子であれば7歳のときのお祝いです。ハーフ成人式の後にある記念行事は、12歳の「十三参り」と20歳(18歳)の「成人式」のみです。
つまり、ハーフ成人式を逃すと、男の子は7年、女の子は5年もの間記念行事がないということになります。また、ハーフ成人式を入れても子どもの記念行事はあと3回しか残されていないのです。子どもの成長を記録する特別な日として、ハーフ成人式を逃すのはもったいないとは思いませんか。
■子どもらしいあどけなさが残る最後の瞬間
思春期の発現が早まってきていることもあり、個人差はありますが現在では10歳から思春期を迎えるといわれています。まさにハーフ成人式を迎える頃から、心も体も大人への成長が始まるのです。このため、子どもらしいあどけなさが残る表情を写真に残せる最後のタイミングともいえます。大人への入り口に立った子どもの成長を改めて確認する意味でも、記念撮影をするのにふさわしい時期です。
■成人式を意識した写真は将来への楽しみにもなる
ハーフ成人式という文字どおり、成人式を意識した写真を撮ることで将来の楽しみにつながる点もおすすめする理由です。この機会に子どもと将来についての話をするのもよいでしょう。子どもが成人した際に同じ写真館で撮影する、同じポーズで写真を撮るなどすれば、10歳と20歳の写真を比べて成長を楽しむこともできます。
ハーフ成人式ではどんな衣装を着る?
ハーフ成人式の記念撮影では、衣装はどうするべきでしょうか。成人式とは異なり、振袖や袴といった決まった衣装はとくにありません。カジュアルに寄せたおしゃれな衣装でも、ドレスやスーツなどの大人っぽい衣装でも、好みに合ったものを選んで構いません。お母さんやお父さんからすると、子どもに似合う衣装を選んで着せてあげたいと思うところでしょう。
ただし、ハーフ成人式の主役となる子どもは、これまでの記念行事とは違い、大人への成長を始めています。どのような衣装がいいのか、本人の希望をしっかり聞いてあげましょう。とくに、女の子はおしゃれに興味が出てきている場合も多いです。
親の言うとおりにして写真を撮られるだけになってしまうと、素敵な写真も撮れず、本人にとってもよい思い出になりません。お近くの写真館のWebサイトなどを見れば、ハーフ成人式の記念写真を掲載しているはずです。事前に子どもと一緒に見比べ、本人の好みのものを探してみましょう。女の子と男の子、それぞれの人気の衣装は次のとおりです。
■女の子に人気の衣装
女の子に人気の衣装としては、まず着物が挙げられます。20歳の成人式では着物を着る女性も多いため、ハーフ成人式の装いとしても着物を思い浮かべる方は多いでしょう。
伝統的な振袖で可憐な雰囲気にするのもよいうえ、袴にブーツを合わせたいわゆる「ハイカラさん」のスタイルで少し引き締まった美しさを演出するのもよいでしょう。着物に続いて、ドレスも人気の衣装です。スカートが大きくふくらんだプリンセスラインのドレスを着ると、まさにお姫様のような華やかな写真が撮れます。
また、選んだ衣装の色によっても大きく印象が変わります。白やピンクはかわいらしい印象になり、黒や深い青を選ぶと大人びた印象になるでしょう。なお、髪飾りやアクセサリーを華美にしすぎると、子ども自身の魅力が霞んでしまうことがあります。客観的な視点でバランスを見てあげましょう。
■男の子の衣装
男の子に人気の衣装としても着物は外せません。羽織袴は江戸時代の武士の礼服であるため、凛々しい写真を撮るのに向いています。子どもがかっこいいと思えるようなデザインもあるので、普段とは違ったスタイルを楽しめるよい機会でもあります。もうひとつの人気の衣装はスーツです。
20歳の成人式で多くの男性が着るのはスーツであり、社会人になるとスーツを着る機会も増えていくことから、大人からすると着物よりイメージしやすいでしょう。黒やグレーは高級感やクールな印象を与え、ベージュやブラウンはやわらかい印象を与えます。個性を出したい場合は、ストライプやチェックの入ったものを選ぶとよいでしょう。ネクタイだけでなくベストも合わせれば、より大人っぽく上品な雰囲気を演出できます。
■その他の衣装
その他の衣装としては、制服やユニフォームのほかに私服などのカジュアルな衣装も充分に候補として挙がります。ハーフ成人式の衣装には決まりはないので、自由に選んで構いません。特別な思い入れのある服装で記念撮影をすれば、年齢を重ねたときに素敵な思い出として振り返ることができるでしょう。
以上、ハーフ成人式と記念撮影についての説明でした。写真館での記念撮影の機会はそうそうありません。大人になっていく子どもの成長のお祝いとして、ハーフ成人式に記念撮影をしてみませんか。