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写真スタジオで撮影した写真のきれいな保存方法は?

公開日:2020/02/15  最終更新日:2020/02/26

七五三や成人式といった特別な日の記念写真を、写真スタジオで撮影する人は多いですが、その保存方法まで考える人は少ないかもしれません。ここでは、写真が劣化する原因やその対策、そしてデジタルデータとして残す方法について紹介します。

そもそもなぜ写真は劣化してしまうのか

写真スタジオで撮影した記念写真を、久しぶりに取り出してみたらひどい状態になっていたという経験をしたこがある人もいるでしょう。せっかくきれいに撮れた写真でも、劣化したりカビが生えたりした状態のものを見てしまうと残念な気持ちになってしまいます。

写真はモノなので、長い時間が経過すると劣化は避けられないのですが、それでもできるだけ長くきれいな状態を保ちたいものです。そもそも写真が劣化する最大の原因は何かというと、それは空気中に含まれている酸化性ガスや湿気だと言われています。

酸化性ガスというのは、オゾンや二酸化炭素などのことであり、特に銀塩プリントと呼ばれる方法でプリントされた写真の劣化を早めると言われているのです。銀塩プリントの写真は、空気中の酸化性ガスに長く触れていると変色が起こって、褐色がかった色になってしまいます。

そして湿気も色あせの大きな原因になると言われており、湿気の溜まりやすい場所に保管していると、せっかくの鮮やかな色が損なわれてしまいます。さらに色あせの原因としては他にも紫外線があり、写真に悪影響を及ぼしてしまうことがあると言われているのです。紫外線は、過度に浴びると人間の肌にも良くないとされていますが、写真の場合は色素を分解して色あせを起こす原因になります。

また、気が付いたら写真にカビが生えていたというケースもありますが、それは人の汗や指紋、そしてホコリなどが付着することによって起こります。さらに言えば、カビの発生というのは特に湿気が多いと起こりやすくなるということが言えるでしょう。

写真を劣化させないための対策について

写真が劣化する原因には、酸化性ガスや湿気、そして紫外線などさまざまあるということを先ほど説明しました。そこで知りたいのは、どうやったらこうした劣化の原因を避けて、写真をきれいな状態で長く保てるのかということでしょう。

写真スタジオで撮影された写真は、厚紙などでできた台紙に入れた状態で渡されることがありますし、その状態で保管するケースも多くあります。台紙は見栄えを良くするだけでなく、写真に傷が付かないように保護する役割もあるので、保存にはぴったりのもののように思えます。

しかし傷は付かなくても、押し入れなどに保存していると、一夏の間に湿気と高温によってカビが発生してしまうこともあるのです。あるいは台紙を本棚に入れておくという人もいるかもしれませんが、長期間入れっぱなしにしていると、やはり湿気が溜まって写真に悪影響を与えることがあります。

では台紙プリントはどうやって保存したらいいのかというと、押し入れなどの湿気が溜まりやすい場所ではなく、リビングなどの日常生活を過ごす場所に保存するのがいいと言えます。そして台紙を閉じたまま放置するのではなく、年に1回程度は台紙を開いて写真を眺めるようにすると、内部の湿気も抜けて良い状態を保つことができるようになるでしょう。それに写真をたまに見返すと、色あせなどの異常を見つけやすくなりますし、ひどい状態になる前に修復するなどの対処をおこなうこともできます。

次に、台紙プリントではなく額縁に写真を入れて飾るというケースについては、やはりこちらも基本的には湿気の多い場所は避ける必要があるでしょう。額縁に入れる場合は、ガラスなどによって写真の表面を覆うことができるので、劣化の原因となるものから保護しやすくなるというメリットがあります。

しかし額縁は密閉されているわけではないため、湿気や酸化性ガスが侵入してくることもあるのです。酸化性ガスというのは石油ストーブやガスストーブがある部屋だと発生しやすくなるため、特に酸化性ガスに弱いとされる銀塩プリントの写真は、そうした部屋には飾らないようにしたほうがよいでしょう。ただしインクジェットによる顔料を使用した写真であれば、酸化性ガスの影響は受けにくいと言われています。

そして額縁に入れて飾る場合は、直射日光が当たる場所だと紫外線の影響をダイレクトに受けてしまうので避ける必要があります。紫外線は、テレビや蛍光灯といった光を発する機器からも出ているため、できればそうした光を避けられるような状態にしたほうがよいと言えるでしょう。

また、すでに劣化してしまった写真を元の状態に戻したいという場合は、修復をおこなうことができるケースもあります。写真スタジオでは、写真の修復サービスをしているところもあるため、大切な写真を劣化させてしまった場合はそうしたサービスを利用するのもよいでしょう。ただしあまりに劣化がひどいと、上手く修復ができないこともあるので、できるだけ劣化が軽い段階で依頼したほうがよいと言えます。

デジタルデータで保存する方法もある

ここまでは実体のあるモノとしての写真の保存について説明してきましたが、最近はデジタルデータとして保存することも可能になっています。実体のある従来の写真は、モノとしての特性から、時間とともに劣化していくことは避けることができません。

しかしデジタルデータは、データの情報が損なわれない限り劣化することはないというメリットがあるのです。写真を部屋に飾っていつも眺めたいという場合は実体のある従来の写真を現像するしかありませんが、その場合でもデータとしてその写真を保存しておけば、いつでもきれいな状態の写真を復元することができます。

デジタルデータの再生にはパソコンなどのデジタル機器が必要になるため、そうした機器を持っている人に限った方法になるのですが、きれいに写真を保存するための有効な方法の1つになると言えるでしょう。

最近の写真スタジオでは、データ料を支払うことで写真のデータを入手することができるケースが多いので、追加料金はかかりますがデータ自体を入手することは可能です。データの受け渡し方としては、写真のデータが記録されたCDなどのディスクを直接渡されるケースや、お店のサイトからダウンロードできるケースの2種類があると言えます。

大手のスタジオの場合であれば、ディスクの受け渡しと、サイトからのダウンロードのどちらも可能というケースが多いと言えますが、中小のスタジオはディスクの受け渡しのみというのが一般的でしょう。これらのデジタルデータは、CDなどのディスクであればそれをそのまま保存するのもよいと言えますが、万が一に備えてバックアップを取っておくとよいと言えます。

写真のバックアップデータは、パソコンのハードディスクや外付けのハードディスクに保存するという方法があります。あるいは、インターネット上には写真保存サービスというものもあるので、ハードディスクなどが壊れたり失われたりしてしまった場合の備えとして利用するのもよいでしょう。

 

写真が劣化する原因としては空気中の酸化性ガスや湿気、そして紫外線などがあり、色あせやカビの発生を引き起こしてしまう場合があります。劣化の対策としては、押し入れなどの湿気の多い場所に保存しないことや、酸化性ガスの発生しやすい石油ストーブのある部屋に置かないこと、そして直射日光を避けることなどが挙げられます。

また最近の写真スタジオではデジタルデータの受け渡しもおこなっているため、データとして保存するのも有効な方法だと言えるでしょう。

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